副業・兼業のメリットとは

 

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厚生労働省は、2017年10月より「柔軟な働き方に関する検討会」を開催し、12月には「副業・兼業の促進に関するガイドライン(案)」を提示しました。

 


これは、「モデル就業規則」(就業規則を作るときの参考となるもの)において、原則禁止とされている「副業・兼業」のメリットや留意点を示したものです。

 

ここには幅広く副業・兼業を行える環境の整備が重要であるとしていることから、今後、副業を持つという働き方が広がっていく可能性があります。

 


そこで、そもそも副業とは何を指すのか、副業を認める企業のねらいや労働者側のメリットなど、副業にまつわる事情を解説します。

 

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副業には、どのような内容のものがあり、どういった定義があるのでしょうか。


副業と聞いてまず頭に浮かぶのは、「本業」を持っている労働者(被雇用者)が行うものでしょう。

 

その他にも、主婦のアルバイトやフリーランスの掛け持ち仕事、賃貸用アパート・マンション等のオーナーとしての不動産投資、余剰の資産を使った株式投資などが浮かびます。

 

「本業」に対する概念として「副業」がありますが、その意味は幅広く、明確な定義はありません。

「複業」「サイドビジネス」「パラレルワーク」など呼び方も様々です。税法上では、その収入の性格によって取り扱いが異なります。


ここでは、本業による給与収入で主たる生計を支えている方が、勤務時間以外に行うものを副業としてお話します。